« 常座 | メイン | 名ノリ »

披キ


ひらき

能楽師にとって節目となる習(ならい)の曲、または習の役を初めて演じること。習とは、特別に伝授を受けなければ上演が許されない曲・演技・演出のこと。披キを無事に済ませることで演者の立場も一段上がってみられる。技術的・精神的に高い水準が求められ、稽古を重ねて臨むので、技量は勿論、舞台への態度や人格なども養われる。シテ方にとっては「石橋(しゃっきょう)」「道成寺(どうじょうじ)」「乱(みだれ)/猩々乱(しょうじょうみだれ)」「翁(おきな)」「姨捨/伯母捨(おばすて)」など、ワキ方では「張良(ちょうりょう)」「道成寺」「隅田川/角田川」」など、狂言方にとっては「釣狐(つりぎつね)」「花子(はなご)」「枕物狂(まくらものぐるい)」などが披キの曲である。囃子方の披キはシテ方と重なる場合も多いが、独自の曲もある。演者は芸歴、年齢に応じて一生をかけて披キの曲を勤めていく。

the能ドットコム 本サイト

クレジットお問い合わせ運営会社
Copyright© 2024 CaliberCast, Ltd All right reserved.