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鷺乱


さぎみだれ

能の舞事のひとつ。能「鷺」で勅諚に従って帝の前に舞い降りた鷺が舞う舞。笛・小鼓・大鼓・太鼓の楽器編成で奏される太鼓物である。白鷺の清浄無垢な世界が重視されることから、元服前の少年か、還暦または古稀を過ぎた者以外には上演が許されない。舞の型には鷺の姿を模したかのような抜キ足など特殊な足遣いもみられるが、技術的なことよりも演者の人間性や生き様が舞台に反映する難しさがあるとされる。装束も白一色に統一して清純さを表現する。なお、乱には2種類あり、単に乱といえば通常「猩々」の乱を指すが、「鷺」の乱とは異なるものである。

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