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囃子物


はやしもの

狂言で、明るく浮かれるように独特のリズムで謡い舞われるもの。小鼓・大鼓・太鼓の伴奏が入ることが多いが、演者自身が扇で拍子を取ったり、足拍子を踏んだり、楽器を打つなどして雰囲気を盛り上げることも多い。多くは果報者がシテの脇狂言で用いられ、中でも「末広かり」で主人の機嫌を取るために太郎冠者が囃すものが典型。このほか、「鈍太郎」で女の手車に乗った鈍太郎が上機嫌で謡うものや、「煎物(せんじもの)」で謡われる神事の山車の囃子物などがある。中世の祭礼などで行われた芸能が狂言に取り入れられたものといわれる。

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