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読物


よみもの

能「安宅」にある「勧進帳」、「正尊」の「起請文」、「木曾」の「願書」とそれぞれ称する部分を読物といい、三つを合わせて三読物という。いずれも、シテが文書に節をつけ、拍子にのせて読み上げるもので、聴きどころ、見どころとなっている。リズムが通常の謡と異なるだけでなく、緩急を自在に扱ったうえで役の心情も表現しなければならない非常に難しいものとされ、いずれも習物として大切に演じられる。

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