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離見


りけん

世阿弥の能楽論にみえる用語。演者が自分自身の視点から離れ、距離をおいて客観的に己や舞台全体の様子を観察すること。演者が観客の立場となることで、独りよがりの演技に陥ることを戒めている。能は演出家を置かず、シテが演出家の立場も兼ねるため、「離見」は舞台の成立に非常に重要となる。「離見の見」の形で記されることが多い。離見に対する主観的な立場のことは「我見」という。

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