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白州


しらす

能舞台と見所(観客席)との間にある白い玉砂利(小石)を敷き詰めたところ。江戸時代まで能舞台は屋外に建てられ、見所は別棟であり、その間には広い白州があった。白州は能舞台の格式を高めるとともに、白い石に太陽の光を反射させて舞台の照明とする効果があったという。明治以降、能舞台と見所などをひとつの建物に納めた能楽堂形式が主流になり、白州も僅かな幅で残るだけになっているが、その存在はかつて能が屋外で演じられていた名残を伝えている。白洲とも。

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