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待謡


まちうたい

後ジテなどの出を「待つ」ワキが謡う謡の小段。能の後半への導入歌であり、舞台を後場の雰囲気に集中させる役割がある。弔いや祈りを行ったことを、知らせるものが多い。能「敦盛」を例にあげると、後場の冒頭でワキが謡う「これにつけても弔ひの」から「菩提を尚も弔はん」までが待謡である。

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