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道行


みちゆき

登場人物が旅行をする場面を表す小段。地名、風景、旅の様子などを謡うことが多い。ワキが名ノリのあとに謡う場合が多々あるが、「蝉丸(せみまる)」のように、地謡に合わせてシテが重要な舞を見せる曲もある。狂言では、旅行や外出の場面を道行といい、通常は台詞を言いながら舞台を一周する。道行の後に、目的地に着いたことを示す台詞がつくことがあるが、これを「着キゼリフ」という。

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