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後シテの出に際し、揚幕の下半分を巻き上げて、幕内にいるシテの姿を見せること。特殊演出の一環であり、通常の演出では用いない。たとえば、「船弁慶(ふなべんけい)」の特殊演出では、後シテが床几(しょうぎ)に腰を掛けた姿を半幕で見せ、平知盛(たいらのとももり)の怨霊の姿が波間に見え隠れするさまを効果的に表現する。その後、幕を一旦下ろし、後シテが本幕で登場する。
更新日: 2008年10月13日
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