いのり
怒り狂う鬼女(シテ)に、僧または山伏(ワキ)が法力で対抗し、鬼女が祈り伏せられるまでをあらわす働き事(囃子を伴う所作のこと)のひとつ。笛・小鼓・大鼓・太鼓で奏する。特に、太鼓が打つ「祈リ地」という手組(リズム、パターン)と、ワキが数珠を擦って祈りつづける音が祈リの雰囲気を作り出している。「葵上」「黒塚(安達原)」「道成寺」などにある。
怒り狂う鬼女(シテ)に、僧または山伏(ワキ)が法力で対抗し、鬼女が祈り伏せられるまでをあらわす働き事(囃子を伴う所作のこと)のひとつ。笛・小鼓・大鼓・太鼓で奏する。特に、太鼓が打つ「祈リ地」という手組(リズム、パターン)と、ワキが数珠を擦って祈りつづける音が祈リの雰囲気を作り出している。「葵上」「黒塚(安達原)」「道成寺」などにある。