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面当て


めんあて

演者が面をかける際にあたり具合を調整する当て物のこと。綿を布などで小さく包んだもので、面裏の額・両頬部分に貼り付けて用いる。「裏当て」「当て」ともいう。あたりが良い面の場合は用いないこともある。あたりをみるにあたっては、視界や発声の際の開口などが吟味されるが、最も大切なことは面のウケ(仰向き、うつむき加減のこと)を調整し、面がもつ最も美しい表情を引き出すことである。また、面を保管する際、表面を保護するために小さな布団状のものを当て、その上で面袋に収納することが多いが、この布団状のものも面当てという。

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