ほんがんじきたのうぶたい
京都・西本願寺にある現存最古の国宝の能舞台。建物から、安土桃山時代の1581(天正9)年の墨書がある紙片が見つかっている。客人を迎える正式の書院である白書院を見所(客席)とし、舞台は白書院の北側前庭に設けられている。本舞台の、向かって左にある橋掛かりが、左後方に大きく振った角度で伸びていること、後座の床板も本舞台と同様に縦に張られている(通常は横に張られている)ことなどが特徴で、能舞台の様式が固定化する前の貴重な遺構とされる。
京都・西本願寺にある現存最古の国宝の能舞台。建物から、安土桃山時代の1581(天正9)年の墨書がある紙片が見つかっている。客人を迎える正式の書院である白書院を見所(客席)とし、舞台は白書院の北側前庭に設けられている。本舞台の、向かって左にある橋掛かりが、左後方に大きく振った角度で伸びていること、後座の床板も本舞台と同様に縦に張られている(通常は横に張られている)ことなどが特徴で、能舞台の様式が固定化する前の貴重な遺構とされる。