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蠟燭を灯して上演する能のこと。燭台を舞台の周囲に多数置き、和蠟燭を立てて灯りとする。蠟燭の背に白い和紙を立て、舞台に光を反射させる工夫をすることもある。一本一本手作業で作られる和蝋燭はその形自体が美しく、炎が大きいため光量があり、適度なゆらめきは舞台の雰囲気に奥深さを与える。野外で篝火を焚いて上演する薪能が動的とすれば、蠟燭能には静的な趣があり、能楽堂など屋内で行われることが多い。
更新日: 2009年12月01日
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