くるいざさ
何事かがあって狂い乱れている人物が、その状態を象徴するように手に持つ笹のこと。子を失った母親がシテの「百万」や「隅田川(角田川)」、男性への恋慕のために狂女となった遊女がシテの「班女」などで用いられる。狂言でも、乙女に恋焦がれる祖父が登場する「枕物狂」や、妻を恋い慕う夫がシテの「法師ヶ母」などで用いられる。
何事かがあって狂い乱れている人物が、その状態を象徴するように手に持つ笹のこと。子を失った母親がシテの「百万」や「隅田川(角田川)」、男性への恋慕のために狂女となった遊女がシテの「班女」などで用いられる。狂言でも、乙女に恋焦がれる祖父が登場する「枕物狂」や、妻を恋い慕う夫がシテの「法師ヶ母」などで用いられる。