しょしん
世阿弥の著した能楽論書「花鏡」にある「初心忘るべからず」で知られる言葉。一般には、物事を始めたころの純粋な気持ちのこととされるが、「花鏡」では「時々の初心忘るべからず」「老後の初心忘るべからず」と続き、若年から老年に至るその時々の未熟さを自覚して、より高いレベルを目指す意味合いを持つ。演者にとっては、生涯を通じて常に芸の向上を意識させるキーワードとなっている。
世阿弥の著した能楽論書「花鏡」にある「初心忘るべからず」で知られる言葉。一般には、物事を始めたころの純粋な気持ちのこととされるが、「花鏡」では「時々の初心忘るべからず」「老後の初心忘るべからず」と続き、若年から老年に至るその時々の未熟さを自覚して、より高いレベルを目指す意味合いを持つ。演者にとっては、生涯を通じて常に芸の向上を意識させるキーワードとなっている。