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面袋


めんぶくろ

能面・狂言面を収納する袋のこと。多くは結び紐がついた蓋があり、袋から面が落ちないような形状をしている。表地は金襴などの豪華なものが多く、色柄は面の性格等も考慮して選ばれる。裏地は、面を傷めないように羽二重など滑りの良い生地を用い、表地と裏地の間には衝撃や振動を防ぐため真綿を挟む。袋の表には面の名称を記した札をつけることが多い。袋の内側に面の伝来等が記されることもあり、大切に伝えられた面袋は面と一体で能楽の歴史を今に伝えている。

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