わりひも
初冠や風折烏帽子を頭に固定するための掛緒のこと。一本の長い絹の組紐で適度な伸縮性があり、冠の固定、顎のすれの防止、開口のしやすさなどの機能がある。紐の真ん中部分が10センチほど二つに分かれて輪になっており、初冠の場合は輪の部分を「巾子(こじ)」に通してから紐を「簪」に絡げて冠と紐を固定する。風折烏帽子の場合は、輪の部分を烏帽子の前頂の部分(招き)に掛ける方法と、掛緒を烏帽子の後ろにも回して十文字に掛ける方法がある。
初冠や風折烏帽子を頭に固定するための掛緒のこと。一本の長い絹の組紐で適度な伸縮性があり、冠の固定、顎のすれの防止、開口のしやすさなどの機能がある。紐の真ん中部分が10センチほど二つに分かれて輪になっており、初冠の場合は輪の部分を「巾子(こじ)」に通してから紐を「簪」に絡げて冠と紐を固定する。風折烏帽子の場合は、輪の部分を烏帽子の前頂の部分(招き)に掛ける方法と、掛緒を烏帽子の後ろにも回して十文字に掛ける方法がある。