さんじゅうだな
祈祷棚の作り物。能「鉄輪」のみに用いる。上段の四隅には小さな幣(ぬさ)を立てて結界を張り、夫と後妻の形代である侍烏帽子と鬘を置く。下段には幣を置き、一畳台とセットで用いる。常の作り物と同じように骨組みは竹で作り、白いボウジで巻くことが多いが、棚板の部分は段ボウジを千鳥掛けにして変化を出すなどの工夫がある。上段四隅の幣の配色も流派によって様々である。
祈祷棚の作り物。能「鉄輪」のみに用いる。上段の四隅には小さな幣(ぬさ)を立てて結界を張り、夫と後妻の形代である侍烏帽子と鬘を置く。下段には幣を置き、一畳台とセットで用いる。常の作り物と同じように骨組みは竹で作り、白いボウジで巻くことが多いが、棚板の部分は段ボウジを千鳥掛けにして変化を出すなどの工夫がある。上段四隅の幣の配色も流派によって様々である。