はなぼうし
能の被り物の一。出家した僧形の女役に用いる。白または水浅葱色などに染めた広幅の平絹を袷にしたもので頭部全体を包み、目と鼻、口の部分のみを出して顎の下で縫い留め、裾は肩から胸のあたりまでを覆うように着ける。天台宗および真言宗で高僧が用いた縹色(はなだいろ、薄藍色)の絹で仕立てた頭巾「縹帽子」から来ている。
能の被り物の一。出家した僧形の女役に用いる。白または水浅葱色などに染めた広幅の平絹を袷にしたもので頭部全体を包み、目と鼻、口の部分のみを出して顎の下で縫い留め、裾は肩から胸のあたりまでを覆うように着ける。天台宗および真言宗で高僧が用いた縹色(はなだいろ、薄藍色)の絹で仕立てた頭巾「縹帽子」から来ている。