ふじたりゅう
笛方の流派のひとつ。名人檜垣本彦兵衛(大永7(1527)年没)、一噌流の流祖中村七郎左衛門(天文8(1539)年没)の芸系にある江戸時代前期の笛方、下川丹斎(生没年不詳)の弟子で、禁裏御用を勤めた後に尾張徳川家に仕えた藤田清兵衛重政(慶長5(1600)年-延宝5(1677)年)を流祖とする。音楽的には森田流に近いとされ、装飾音を多く用いることなどに特徴があり、拍子に合わせずに奏するアシライ笛に他流と異なる点がある。現在の演者は名古屋を中心に活動している。
笛方の流派のひとつ。名人檜垣本彦兵衛(大永7(1527)年没)、一噌流の流祖中村七郎左衛門(天文8(1539)年没)の芸系にある江戸時代前期の笛方、下川丹斎(生没年不詳)の弟子で、禁裏御用を勤めた後に尾張徳川家に仕えた藤田清兵衛重政(慶長5(1600)年-延宝5(1677)年)を流祖とする。音楽的には森田流に近いとされ、装飾音を多く用いることなどに特徴があり、拍子に合わせずに奏するアシライ笛に他流と異なる点がある。現在の演者は名古屋を中心に活動している。