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鏡の間


かがみのま

揚幕の奥にある部屋の名称。大きな鏡が置かれており、演者は登場の前に姿を映して気持ちを整える。能のシテは特別に鏡の前で床几(しょうぎ)に腰をかけ、面を掛けるなどして出を待つ。鏡の間は幕の内側ではあるが、舞台の板が部屋の中まで続いており、演者の意識としては舞台の一部である。幕の横には「連子窓(れんじまど)」という窓があり、舞台と見所の様子を見ることができる。

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