たび
能は「歩行の芸術」といわれるほど足の「ハコビ」が大切であり、「ハコビ」を支えるもののひとつが「足袋」である。能・狂言の演者は足袋の出来に心を配り、特注で自身の足型をとって足袋を誂えることもある。舞台上の演者はすべて白足袋をはく決まりだが、狂言方が勤める役は本狂言・間狂言に関わらず黄色に染めた足袋をはく。黄足袋は狂言の家によって縞や無地などがあるが、燻した鹿革で製した革足袋の名残りといわれている。白足袋も黄足袋も現在は木綿だが、現在でも古式の演出で革足袋が用いられることがある。
能は「歩行の芸術」といわれるほど足の「ハコビ」が大切であり、「ハコビ」を支えるもののひとつが「足袋」である。能・狂言の演者は足袋の出来に心を配り、特注で自身の足型をとって足袋を誂えることもある。舞台上の演者はすべて白足袋をはく決まりだが、狂言方が勤める役は本狂言・間狂言に関わらず黄色に染めた足袋をはく。黄足袋は狂言の家によって縞や無地などがあるが、燻した鹿革で製した革足袋の名残りといわれている。白足袋も黄足袋も現在は木綿だが、現在でも古式の演出で革足袋が用いられることがある。