くろがしら
演者の頭部につける「かつら」の一種。本来はヤク(チベット産のウシ科の動物)の毛で製するという。前髪は額を広く覆い、脇の髪は肩につくほど、後ろ髪は背中に長く垂れさがる位の長さがあり、色は黒色である。能では童子や怨霊などの役に、狂言では幽霊や牛馬などの役に用いられる。黒頭のほかに、赤頭、白頭があり、役柄や演出に応じて使い分けられる。また、小書(特殊演出)の名称でもあり、「くろがしら」と読む。
演者の頭部につける「かつら」の一種。本来はヤク(チベット産のウシ科の動物)の毛で製するという。前髪は額を広く覆い、脇の髪は肩につくほど、後ろ髪は背中に長く垂れさがる位の長さがあり、色は黒色である。能では童子や怨霊などの役に、狂言では幽霊や牛馬などの役に用いられる。黒頭のほかに、赤頭、白頭があり、役柄や演出に応じて使い分けられる。また、小書(特殊演出)の名称でもあり、「くろがしら」と読む。