もんどう
役と役とが詞(ことば)を交わし、その内容を聴かせることが演技の眼目となる場面のこと。文体は、韻律をもって形が整った韻文(七五調など)ではなく、散文で謡われ、「~~候」という候調であることが多い。能「卒塔婆小町(そとばこまち)」で、小野小町と高野山の僧が行う仏教の教義論争は、問答のなかでも特に有名なもののひとつである。
役と役とが詞(ことば)を交わし、その内容を聴かせることが演技の眼目となる場面のこと。文体は、韻律をもって形が整った韻文(七五調など)ではなく、散文で謡われ、「~~候」という候調であることが多い。能「卒塔婆小町(そとばこまち)」で、小野小町と高野山の僧が行う仏教の教義論争は、問答のなかでも特に有名なもののひとつである。