« 手付 | メイン | 大和猿楽 »

丹波猿楽


たんばさるがく

中世、丹波国(いまの京都府中部と兵庫県東部)を中心に活動した猿楽の座のこと。矢田、梅若、日吉などが有力な座であった。矢田は本座と呼ばれた古い座で、京都法勝寺や賀茂社、住吉社などの祭礼に勤仕していた。梅若や日吉も室町時代中期ころには仙洞御所での演能を頻繁に行っていたという。丹波猿楽は京都の猿楽の座として大きな力を持っていたが、大和猿楽が京都に進出すると衰退し、江戸時代初期までにツレや地謡方として大和猿楽に吸収され消滅した。

the能ドットコム 本サイト

クレジットお問い合わせ運営会社
Copyright© 2024 CaliberCast, Ltd All right reserved.