うちぐみ
能の詞章に節の譜を併記したものを「謡本」というが、謡本を出版する際、上演されることの多い曲と、馴染みの薄い曲とに分けることがあり、よく知られた一群を「内組」、そうではない一群を「外組」という。謡本が数多く刊行されるようになったのは江戸時代初期だが、当時、上演されていた曲目は約200曲であったため、「内百番」「外百番」の形で出版されることも多く、その形が現在にまで引き継がれている。
能の詞章に節の譜を併記したものを「謡本」というが、謡本を出版する際、上演されることの多い曲と、馴染みの薄い曲とに分けることがあり、よく知られた一群を「内組」、そうではない一群を「外組」という。謡本が数多く刊行されるようになったのは江戸時代初期だが、当時、上演されていた曲目は約200曲であったため、「内百番」「外百番」の形で出版されることも多く、その形が現在にまで引き継がれている。