せつげっか
冬の雪、秋の月、春の花(桜)のこと。四季折々の自然の景色の美しさを表わす言葉として、風流を愛でる日本人に大いに好まれた。能狂いとも言われた豊臣秀吉は、若い女面である小面3面に「雪」「月」「花」の銘をつけて愛蔵したという。また、非常に高度な謡物とされる蘭曲にも「雪月花」の曲名があり、能「山姥」にも「雪月花之舞」と称する小書(特殊演出)があるなど、能・狂言の世界でも幅広く用いられている。
冬の雪、秋の月、春の花(桜)のこと。四季折々の自然の景色の美しさを表わす言葉として、風流を愛でる日本人に大いに好まれた。能狂いとも言われた豊臣秀吉は、若い女面である小面3面に「雪」「月」「花」の銘をつけて愛蔵したという。また、非常に高度な謡物とされる蘭曲にも「雪月花」の曲名があり、能「山姥」にも「雪月花之舞」と称する小書(特殊演出)があるなど、能・狂言の世界でも幅広く用いられている。