へいけ
「平家物語」を琵琶の伴奏で語る語り物を、平曲または平家(平家琵琶)というが、この声節を模した狂言の謡のこと。源平の「一ノ谷の戦」を、位を保って静かに演じるが、凄惨な戦場の様子を滑稽な詞章で表現する。座頭物の狂言「清水座頭」「猿座頭」「鞠座頭」などで、勾当や座頭の役が謡う。大蔵流・和泉流ともに演じる。
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「平家物語」を琵琶の伴奏で語る語り物を、平曲または平家(平家琵琶)というが、この声節を模した狂言の謡のこと。源平の「一ノ谷の戦」を、位を保って静かに演じるが、凄惨な戦場の様子を滑稽な詞章で表現する。座頭物の狂言「清水座頭」「猿座頭」「鞠座頭」などで、勾当や座頭の役が謡う。大蔵流・和泉流ともに演じる。