ほうせいだいがくのうがくけんきゅうじょ
能楽関係の歴史的文献を収蔵・研究し、能楽の振興と研究の発展をめざす研究所。能研(のうけん)の名で親しまれている。能楽研究者で同大学総長を勤めた野上豊一郎(1883〜1950年)の功績を記念して、1952年に設立された。設立以来収集した資料は、能が大成した室町時代から現代までの文献を中心に約4万点にのぼる。能楽研究の中心的存在として、能・狂言に様々な角度から光を当てた講座や催し物なども開催し、資料の公開にも意欲的に応じるなど、多くの人々の研究に貢献している。東京都千代田区富士見の法政大学富士見校舎内にある。ホームページも充実しており、デジタルアーカイブや資料目録データベースなども整備されている。