りょちゅうかん
能の舞は八拍がひとつの小節(一クサリ)で、「中之舞」「神舞」「早舞」「序之舞」などの基本の楽節である「地(じ)」は、笛の奏する四クサリからできている。地は一クサリごとに旋律が異なり、名称はそれぞれ「中(ちゅう)」、「干(甲)(かん)」、「干ノ中(甲ノ中)(かんのちゅう)」、「呂(りょ)」という。この型の地を「呂中干ノ地」といい、これを繰り返して、途中に節目の「段」を取る構成の舞を「呂中干形式の舞」という。
能の舞は八拍がひとつの小節(一クサリ)で、「中之舞」「神舞」「早舞」「序之舞」などの基本の楽節である「地(じ)」は、笛の奏する四クサリからできている。地は一クサリごとに旋律が異なり、名称はそれぞれ「中(ちゅう)」、「干(甲)(かん)」、「干ノ中(甲ノ中)(かんのちゅう)」、「呂(りょ)」という。この型の地を「呂中干ノ地」といい、これを繰り返して、途中に節目の「段」を取る構成の舞を「呂中干形式の舞」という。