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わらんべ草


わらんべぐさ

江戸時代前期の狂言の伝書。狂言大蔵流の13世家元・弥右衛門虎明(1597(慶長2)年~1662(寛文2)年)の著で、1660(万治3)年成立。亡父虎清の教えをもとに執筆した「昔語」に注釈を加える形で「狂言昔語抄」を著し、これに手を加えて成ったのが「わらんべ草」である。能に比べて数が少ない狂言の伝書の中では最も古く、自流の正統性を強く主張する面はあるが、狂言に関する作法や演技の心得、能楽一般の故事、系図、自伝など広範な内容が記される。全5巻、89段からなる。

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