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早歌


そうが

中世歌謡のひとつ。鎌倉時代に僧の明空が大成した長編の歌謡。桃山時代まで公家や武家を中心に流行した。七五調を基本として時に変化をつけた詞章は、無伴奏の早いテンポで歌われ、能をはじめとする後世の芸能に大きな影響を与えた。仏を賛美し、招福除災を祈るものが多い。和歌や物語、名所旧跡などを題材にして、物尽くしや道行にしたり、縁語や掛詞などを取り入れるなど、古典的で洗練された趣があった。「現也娑婆(げにやさば)」「理里有楽(りりうら)」ともいい、江戸時代後期以降は「宴曲・延曲」ともいった。

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