わききょうげん
正式な上演形式である「五番立」で、祝言性の高い脇能の次に演じるべきとされた狂言のこと。めでたさを強調して演じるのが特徴。シテが果報者の演目に「麻生」「末広かり」、太郎冠者のものに「宝の槌」「宝の笠」、神仏のものに「夷毘沙門」「夷大黒」、百姓のものに「三人夫」「三人長者」「昆布柿」などがある。終曲のあり方もめでたいものが多く、大笑いの「笑い留め」、囃子を入れた「シャギリ留め」、謡で留める「謡留め」などがある。
正式な上演形式である「五番立」で、祝言性の高い脇能の次に演じるべきとされた狂言のこと。めでたさを強調して演じるのが特徴。シテが果報者の演目に「麻生」「末広かり」、太郎冠者のものに「宝の槌」「宝の笠」、神仏のものに「夷毘沙門」「夷大黒」、百姓のものに「三人夫」「三人長者」「昆布柿」などがある。終曲のあり方もめでたいものが多く、大笑いの「笑い留め」、囃子を入れた「シャギリ留め」、謡で留める「謡留め」などがある。