そがもの
鎌倉初期の武人、曽我十郎祐成・五郎時致の兄弟が、父の仇である工藤祐経を討ったできごとを主題とした能のこと。曽我物の能としては、「小袖曽我」「夜討曽我」「調伏曽我」「禅師曽我」などが現行曲として伝わるほか、現在は廃曲になっているが多くの曽我物が作られた。曽我物は能に留まらず、幸若舞、浄瑠璃、歌舞伎など、多くの芸能に取り入れられ、武家から庶民まで広く愛好された。
鎌倉初期の武人、曽我十郎祐成・五郎時致の兄弟が、父の仇である工藤祐経を討ったできごとを主題とした能のこと。曽我物の能としては、「小袖曽我」「夜討曽我」「調伏曽我」「禅師曽我」などが現行曲として伝わるほか、現在は廃曲になっているが多くの曽我物が作られた。曽我物は能に留まらず、幸若舞、浄瑠璃、歌舞伎など、多くの芸能に取り入れられ、武家から庶民まで広く愛好された。