こしみの
装束の一。漁師や猟師、製塩のために海水を汲む汐汲みなど、賎しい生業に携わる役に用いる。通常のものは苧麻(ちょま)などの強靭な繊維を編んで作り、蓑の下部を藍色や茶色に染める。鳥を獲る猟師がシテの「善知鳥(烏頭)」で用いるものは、実物の鳥の羽を何枚も重ねた特殊なもので、「羽蓑(はみの)」または「鳥蓑(とりみの)」という。
装束の一。漁師や猟師、製塩のために海水を汲む汐汲みなど、賎しい生業に携わる役に用いる。通常のものは苧麻(ちょま)などの強靭な繊維を編んで作り、蓑の下部を藍色や茶色に染める。鳥を獲る猟師がシテの「善知鳥(烏頭)」で用いるものは、実物の鳥の羽を何枚も重ねた特殊なもので、「羽蓑(はみの)」または「鳥蓑(とりみの)」という。