じょうもっとい
尉髪を演者の頭に結う際、尉髪の根元を束ねるために用いる元結のこと。大麻の美しく強靭な繊維部分の「精麻」を撚り合わせて紐にしたものを用いるが、現代では市販の麻紐なども代用される。精麻は神道の儀式をはじめ、生活の中でも古来多く用いられ、能楽でも鼓の調緒などに使われるが、国産素材で手作りしたものは現代では貴重となっている。
尉髪を演者の頭に結う際、尉髪の根元を束ねるために用いる元結のこと。大麻の美しく強靭な繊維部分の「精麻」を撚り合わせて紐にしたものを用いるが、現代では市販の麻紐なども代用される。精麻は神道の儀式をはじめ、生活の中でも古来多く用いられ、能楽でも鼓の調緒などに使われるが、国産素材で手作りしたものは現代では貴重となっている。