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能狂言に用いる道具。素材は竹で、相応しい種類の竹の美しい部分を選んで用いる。「八島/屋島」前シテの漁翁や「羽衣」ワキの漁師などが持つ釣竿、「玉鬘」前シテの里女や「船弁慶」間狂言の船頭などが持つ櫂棹(水棹/みさお、水馴棹/みなれざお)、狂言「鶯」シテの梅若殿の家来が持つ鳥竿、このほか狂言「文荷」の荷を担うための竹竿などがある。鏡の間と舞台とを区切る揚幕には、幕の下の角2カ所に竹竿が取り付けられていて、ふたりがかりで幕を揚げる。
更新日: 2021年06月16日
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