みの
装束の一。防水、防雪、防寒などの目的で身体を覆う外被のこと。強靭な植物の繊維で作り、上部は編んで、下部はバラバラにして垂らす。一般的にイメージされる肩や背を覆う「肩蓑」は、肩から羽織って前で結ぶもので狂言で用いられ、「木六駄」では綿付の蓑で雪深い道を行く様を表し、「節分」では鬼の隠れ蓑となる。能で用いる蓑には、漁師や猟師、汐汲みなどの賎しい生業に携わる役の腰蓑があり、特殊なものに実物の鳥の羽を何枚も重ねた「羽蓑(はみの)/鳥蓑(とりみの)」がある。
装束の一。防水、防雪、防寒などの目的で身体を覆う外被のこと。強靭な植物の繊維で作り、上部は編んで、下部はバラバラにして垂らす。一般的にイメージされる肩や背を覆う「肩蓑」は、肩から羽織って前で結ぶもので狂言で用いられ、「木六駄」では綿付の蓑で雪深い道を行く様を表し、「節分」では鬼の隠れ蓑となる。能で用いる蓑には、漁師や猟師、汐汲みなどの賎しい生業に携わる役の腰蓑があり、特殊なものに実物の鳥の羽を何枚も重ねた「羽蓑(はみの)/鳥蓑(とりみの)」がある。