うける
能狂言の型のひとつ。対象となるものの方向に向くこと。右側に向くことを「右ウケ」、逆を「左ウケ」という。能は複雑な内面を単純な動きの中に表現しようとするので、一見同じ動きにも複数の演技用語が用いられる。流派にもよるが、例えば、舞台上で向きを変えるだけの動きでも、「ウケル」「向ク」「身ヲ直ス」「身ヲ替エル」など多様に表現される。伝書等に記された用語は示唆に富み、それらを読み解くことも演者にとって重要である。
能狂言の型のひとつ。対象となるものの方向に向くこと。右側に向くことを「右ウケ」、逆を「左ウケ」という。能は複雑な内面を単純な動きの中に表現しようとするので、一見同じ動きにも複数の演技用語が用いられる。流派にもよるが、例えば、舞台上で向きを変えるだけの動きでも、「ウケル」「向ク」「身ヲ直ス」「身ヲ替エル」など多様に表現される。伝書等に記された用語は示唆に富み、それらを読み解くことも演者にとって重要である。