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大倉流[小鼓方]


おおくらりゅう[こつづみかた]

小鼓方の流派のひとつ。流祖は大鼓方大倉流と同じく、大鼓の名人でもあった観世信光に師事して一流を興した大蔵九郎能氏、二助虎家[道知]道知(1520-1601年)を二世とする。小鼓方としての実質上の流祖は二助虎家の弟である三世権右衛門虎宣(道意)で、小鼓方観世流の流祖・宮増弥左衛門親賢の甥・美濃彦六に師事した。江戸前期に「大倉」と改め、主として金春の座付を務めた。小鼓の調緒をゆるく掛けることで生まれる柔らかな音色や、装飾的な替の手組が多いこと、大鼓方大倉流と手組がほぼ合致するなどの特徴がある。現在の演者は東京、大阪を中心に活動している。

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