上演が稀な曲のこと。能・狂言はそれぞれ二百数十番の現行曲があるが、年に何回も上演される人気曲から、数...
本舞台の正面につけられた階段のこと。「白州梯子(しらすはしご)」とも呼ばれる。現在の演技・演出では用...
長野県南西部、木曽地方の森林から産出する檜のこと。薄桃色の美しい木肌で香りが良い上、木目が素直で加工...
能のシテ方の流派のひとつ。江戸時代初期の1619年ごろに幕府から樹立を認められた新興の流派。流祖は北...
装束の一番下に用いる小袖(袖口が小さい着物)のこと。装束を着る際、演者は木綿の肌着の上に綿入れの胴着...
大口、半切などの袴類をつけず、唐織や縫箔などの小袖を着たままにした姿のこと。着物の裾を足に巻き付ける...
舞台に設けられた間口1.3メートル程度、高さ1.8メートル程度の片開き戸。地謡座の奥、舞台に向かって...
能・狂言で役を演じる際に、装束や扇などに定められた色柄のものを用いること。大曲・秘曲とされる演目に多...
狂言で旅行や作業などをする役が足ごしらえのために脛につける布。狂言の脚絆は円筒形の布を脛に履き、膝下...
薄地の平織り綿布。織り目が均一で美しい上、生地が足の動きに沿うので足袋の甲の材料に用いられる。高級品...
能の舞事のひとつ。舞事の中で最も急テンポに舞われる。笛・小鼓・大鼓で奏す大小物と、太鼓が加わる太鼓物...
狂言の演者が謡う謡。狂言の酒宴の場面などで謡う短い謡の「小謡」、狂言の中で謡ったり、独立して舞う時に...
狂言の諸役・後見・地謡を勤めるほか、能のアイ、式三番(翁)の風流・三番叟・面箱持などを勤める演者のこ...
能の中で狂言方が勤める「間狂言」の一形式。能の最初にアイが登場して場面・状況の設定をするもの。一曲の...
狂言方が装束を着たときに履く足袋のこと。黄色く染めた木綿で製する。狂言の家によって、細い縦縞や無地の...
狂言の装束のひとつ。太郎冠者や百姓、商人など一般庶民の役に用いる麻地の半袴。袴全体に丸紋が散らしてあ...
狂言で用いる面のこと。狂言は面を掛けずに演じる役柄が多いため、種類は能面よりかなり少ない約30種類で...
京都市左京区に1958年に開場した、京都・観世流の本拠となる能楽堂。毎月開催される京都観世会の定例会...
物事の最後の部分をさす用語。能一曲の最後の部分をさし、「キリの謡」というように使う。また、一日の番組...
大勢の武士が戦闘の場面で見せる斬り合いのこと。「正尊」「烏帽子折」などにある。斬られた者は、安座また...
舞台に向かって右側、若竹が描かれている「脇の鏡板」の一角にある小さな出入口のこと。身をかがめて通る程...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神(しん)・男(なん)・女(に...
紋織物の一種。金糸(色糸を加えることもある)を用いて模様を織り出した絢爛豪華な織物。能装束に多く用い...