分類(カテゴリー)「舞台」の能楽用語

大小前(だいしょうまえ)

舞台上の位置を示す名称のひとつ。4本の柱に囲まれた三間四方の本舞台を、縦横それぞれ3等分し、9つのマ...

組紐(くみひも)

糸の束が斜めに交わって組織になっている紐のこと。能楽で用いる紐の多くは絹の組紐で、烏帽子紐、冠紐、面...

能楽(のうがく)

能と狂言のこと。式三番(翁)を含めることもある。江戸時代までは主に「猿楽の能」と称されていた(江戸時...

(ひのき)

ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。木曽川上流に産する官材で非常に質の高い木曽桧と、各地に産する民材の地桧があ...

半畳台(はんじょうだい)

舞台に持ち出して据え置く作り物のひとつ。木製の台で、畳一枚分ある一畳台の半分の大きさ。高さは約7寸(...

鐘吊後見(かねつりこうけん)

能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...

鐘吊(かねつり)

能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...

能楽堂(のうがくどう)

能・狂言を上演するための専用の劇場。能舞台・見所(観客席)・楽屋などを備える。江戸時代末まで能舞台は...

楽屋(がくや)

能舞台の裏側にある部屋で、演者が準備を行う場所のこと。十数畳の和室を繋げて楽屋とすることが多く、各部...

白洲(しらす)

能舞台と見所(観客席)との間にある白い玉砂利(小石)を敷き詰めたところ。江戸時代まで能舞台は屋外に建...

白州(しらす)

能舞台と見所(観客席)との間にある白い玉砂利(小石)を敷き詰めたところ。江戸時代まで能舞台は屋外に建...

貴人口(きにんぐち)

舞台に設けられた間口1.3メートル程度、高さ1.8メートル程度の片開き戸。地謡座の奥、舞台に向かって...

木曽檜(きそひのき)

長野県南西部、木曽地方の森林から産出する檜のこと。薄桃色の美しい木肌で香りが良い上、木目が素直で加工...

京都観世会館(きょうとかんぜかいかん)

京都市左京区に1958年に開場した、京都・観世流の本拠となる能楽堂。毎月開催される京都観世会の定例会...

物見窓(ものみまど)

揚幕の横にあり、鏡の間から舞台を見通せる窓のこと。窓枠に細い木の材を一定間隔で取り付けた「連子」とし...

矢来能楽堂(やらいのうがくどう)

1952年9月、東京都新宿区矢来町に再建・開場した社団法人観世九皐会所有の能楽堂。観世喜之家・観世九...

切戸口(きりどぐち)

舞台に向かって右側、若竹が描かれている「脇の鏡板」の一角にある小さな出入口のこと。身をかがめて通る程...

翁飾り(おきなかざり)

式三番(翁)を上演する際に、揚幕の奥にある鏡の間に設える祭壇のこと。流派によって異同があるが、上段に...

一畳台(いちじょうだい)

舞台に持ち出して据え置く作り物のひとつ。木製の台で、大きさは畳一枚分、高さは約7寸(約20センチ)。...

作り物(つくりもの)

能・狂言で、舞台に出し置かれる装置のこと。上演ごとに作って舞台に持ち出すことから「作り物」という。山...

中正面(なかしょうめん)

能舞台、能楽堂における観客席のうち、本舞台の真正面の席を「正面席」、真横の席を「脇正面席」とするが、...

本舞台(ほんぶたい)

能舞台の演技の中心となる場所。見所(客席)にせり出した、4本の柱(シテ柱、目付柱、脇柱、笛柱)に囲ま...

月桂殿能舞台(げっけいでんのうぶたい)

静岡県伊豆市修善寺にある1675(延宝3)年創業の老舗旅館「あさば」内の能舞台。舞台は、旧大聖寺藩主...

横浜能楽堂(よこはまのうがくどう)

1996年6月、神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘に開場した市立の能楽堂。年間30日程度の自主公演のほか、能...

名古屋能楽堂(なごやのうがくどう)

1997年4月、愛知県名古屋市の名古屋城正門前に開場した市立の能楽堂。年間10日程度の定例公演のほか...

国立能楽堂(こくりつのうがくどう)

1983年9月、東京・千駄ヶ谷に開場した国立の能楽堂。年間60日程度の自主公演のほか、能楽師主催の公...

厳島神社能舞台(いつくしまじんじゃのうぶたい)

広島・厳島神社にある国指定重要文化財の能舞台。現在の舞台は1680(延宝8)年に広島藩主・浅野綱長(...

本願寺北能舞台(ほんがんじきたのうぶたい)

京都・西本願寺にある現存最古の国宝の能舞台。建物から、安土桃山時代の1581(天正9)年の墨書がある...

鐘引(かねひき)

能「道成寺」で舞台中央に吊り下げられる「鐘」は能の作り物の中で最大で、相当の重量がある。この「鐘」に...

鏡板(かがみいた)

能舞台の正面の羽目板のこと。大きな老松が描かれている。鏡板の老松は、奈良県春日大社(かすがたいしゃ)...

(きざはし)

本舞台の正面につけられた階段のこと。「白州梯子(しらすはしご)」とも呼ばれる。現在の演技・演出では用...

後座(あとざ)

本舞台に向かって左後方にあるシテ柱と、右後方にある笛柱を結んだ線より奥の部分のこと。後座の奥には老松...

片幕(かたまく)

揚幕の向かって右側(橋掛リの裏側)を、人ひとり通れるくらい開けること。囃子方・後見・語り間(かたりあ...

本幕(ほんまく)

揚幕を、2本の竿を用いて内側いっぱいに引き上げること。装束をつけた演者の登退場は、通常、本幕である。...

半幕(はんまく)

後シテの出に際し、揚幕の下半分を巻き上げて、幕内にいるシテの姿を見せること。特殊演出の一環であり、通...

着座(ちゃくざ)

演者が舞台上の定位置に座ること。例えば、ワキ座に座ることを「ワキ座に着座する」、または「ワキ座に座着...

物着(ものぎ)

舞台上で演者の扮装を変えること。装束の一部を替えたり、烏帽子(えぼし)などの被り物をつけたり、さまざ...

常座(じょうざ)

舞台上の位置を示す名称のひとつ。4本の柱に囲まれた三間四方の本舞台を、縦横それぞれ3等分し、9つのマ...

鏡の間(かがみのま)

揚幕の奥にある部屋の名称。大きな鏡が置かれており、演者は登場の前に姿を映して気持ちを整える。能のシテ...

揚幕(あげまく)

鏡の間と舞台とを区切る幕のこと。五色の緞子(どんす)(絹の紋織物)を縦に縫い合わせ、裏は麻布を合わせ...

橋掛り(はしがかり)

能舞台で、見所に突き出している本舞台と鏡の間をつなぐ、橋のような部分の名称。単なる通路ではなく、例え...

見所(けんしょ/けんじょ)

能舞台、能楽堂における観客席のこと。三間四方の本舞台の真正面の席を「正面席」、本舞台の真横の席を「脇...


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