太鼓方の流派のひとつ。惣右衛門流ともいう。流祖は金春禅竹の伯父にあたる金春三郎豊氏(1458年没)で...
太鼓方の流派のひとつ。観世左吉流ともいう。流祖は音阿弥の子である観世与四郎吉国(1440-1493年...
大鼓方の流派のひとつ。流祖は豊臣秀吉の扶持を受けた名手・樋口久左衛門の門人で、京の手猿楽の役者であっ...
大鼓方の流派のひとつ。流祖の高安与右衛門道善(1499-1557年)は、観世信光の子である観世弥三郎...
大鼓方の流派のひとつ。流祖の葛野九郎兵衛尉定之 (1588-1657年)は若年より大鼓を学び、大鼓方...
大鼓方の流派のひとつ。流祖は小鼓方大倉流と同じく、大鼓の名人でもあった観世信光に師事して一流を興した...
大鼓方の流派のひとつ。流祖は小鼓方観世流三世の観世又次郎重次(1568-1627年)の次男、勝次郎重...
小鼓方の流派のひとつ。代々、観世新九郎を名乗ることが多いことから観世新九郎流とも言う。名人・宮増弥左...
小鼓方の流派のひとつ。流祖は大鼓方大倉流と同じく、大鼓の名人でもあった観世信光に師事して一流を興した...
小鼓方の流派のひとつ。古くは幸清次郎流とも言った。小鼓方幸流の二世で名人と言われた五郎次郎正能(15...
小鼓方の流派のひとつ。古くは幸五郎次郎流とも言った。流祖の幸四郎次郎忠能(1507-1580年)は宇...
被り物の一種。「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲である「式三番(翁)」の中で、三番三(三番叟...
能の伝書。一巻。能を大成したとされる世阿弥(1363[貞治2]年~1443[嘉吉3]年)が、父・観阿...
能は200前後の演目が「現行曲」として上演されている。現行曲は能の各流派の家元が江戸幕府に上申した報...
貴族や武家などの儀式に用いられる芸能のこと。平安時代の宮廷における雅楽や、寺社の行事における音楽など...
初めて面をかけて能を演じること。幼少から能の稽古をする子どもは3、4歳頃に初舞台を踏み、様々な演目の...
能の伝書。『世子六十以後申楽談儀(ぜしろくじゅういごさるがくだんぎ)』。能を大成したと言われる世阿弥...
能のワキ方の流派。流祖の福王神右衛門盛忠(1521~1606)は播磨国三木の神職で、観世座ワキ方の観...
能のワキ方の流派。河内国高安に住した高安長助(1585没)を流祖と伝え、金剛座ワキ方で後に10世金剛...
能のワキ方の流派。金春座付のワキ方春藤流の金春権七祐玄(?~1692)を流祖とした下掛リ系の芸系で、...
笛方の流派のひとつ。名人檜垣本彦兵衛(大永7(1527)年没)、一噌流の流祖中村七郎左衛門(天文8(...
笛方の流派のひとつ。流祖森田庄兵衛(慶長2(1597)年〜寛永9(1632)年)の芸系は名人檜垣本彦...
笛方の流派のひとつ。流祖中村七郎左衛門(天文8(1539)年没)は、名人檜垣本彦兵衛(大永7(152...
能狂言の出演料のこと。能楽界では演者が舞台に出演することを出勤と言い、「出演料」「ギャラ」などとは言...
登場人物が面や装束などを変えるため、幕・または作り物の中に入って一旦退場することがしばしばある。これ...
登場人物が面や装束などを変えるため、幕・または作り物の中に入って一旦退場することがしばしばある。これ...
登場人物が多く、華やかな舞台面が楽しめる演目のこと。能の登場人物で人数が少ないものはシテとワキの2名...
小鼓、大鼓、太鼓の表裏二枚の革に通されている麻紐を「調緒(しらべお)」、または「調べ」という。調緒は...
大勢の武士が戦闘の場面で見せる斬り合いのこと。「正尊」「烏帽子折」などにある。斬られた者は、安座また...
能の上演台本、脚本の古称。能本も謡本も詞章を記す点は共通するが、「謡本」は謡を学ぶための稽古本的な性...
能楽師として活動する者のうち、文化庁が定める所定の基準(技能、経験年数、出演回数等)に達し、重要無形...
能楽師として活動する者を正会員とする公益社団法人。全国で約1,200名の能楽師がおり、能のシテ(主役...
狂言の登場人物のひとつ。裕福で幸せ者の意。めでたさに溢れる脇狂言のシテとして登場することが多い。通常...
能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...
能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...
文部科学大臣が指定した重要無形文化財である芸能(能楽など)を、高度な技芸をもって演じることができると...
職業として能楽(能・狂言)を演じる者。完全分業制で、シテ方・ワキ方・狂言方・囃子方(笛・小鼓・大鼓・...
能舞台の裏側にある部屋で、演者が準備を行う場所のこと。十数畳の和室を繋げて楽屋とすることが多く、各部...
赤地の袷狩衣を着たワキツレのこと。「高砂」「賀茂」などの脇能に多く登場し、紺または紫地の袷狩衣を着た...
女性によって演じられる猿楽、またはその演者のこと。室町時代前期の後崇光院の日記『看聞御記』の永享4(...
世阿弥の能楽論にみえる用語。演者が自分自身の視点から離れ、距離をおいて客観的に己や舞台全体の様子を観...
舞台上の魅力のこと。世阿弥は自身の芸論で「面白さ」「珍しさ」と同じであると論じる。理想的な花としては...
江戸時代前期の狂言の伝書。狂言大蔵流の13世家元・弥右衛門虎明(1597(慶長2)年~1662(寛文...
能楽はシテ方・ワキ方・囃子方・狂言方の各役が専業となっているが、慶事など特別な折に、出演者全員が専門...
1551(天文20)~1616(元和2)年。戦国時代末期から江戸時代初期の本願寺の坊官で、素人の能役...
自身の子、一人だけに伝えるとされた秘伝・奥義のこと。各役、各流儀に一子相伝の扱いとする曲目や演出、事...
シテ方に対して、ワキ方、狂言方、囃子方の演者を総称する語。現在、ワキ方は3つの流派(高安流、福王流、...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲「式三番(翁)」で、「父尉」とともに登場する若者のこと。父...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲「式三番(翁)」で、「翁」「三番叟(三番三)」とともに演じ...
翁付脇能の「翁」を省略した特別な演出のこと。本来「翁」を上演すべき格式の高い番組でありながら「翁」を...
翁付の脇能のうち、ワキの次第の謡がない「玉井」や、役柄が「大臣」ではない「白楽天」など、通常の脇能と...
脇能の冒頭で登場したワキが、最初に能の筋とは無関係に当世を称えた謡を謡うこと。江戸幕府や禁裏、本願寺...
翁付の脇能で必ず演じられる特別な演出のひとつ。一曲のはじめにワキが「置鼓」の囃子で登場し、常座で両手...
天下泰平・国土安穏の祈祷曲「翁(式三番)」で、御神体である白色尉・黒色尉の面、神楽鈴を納めた面箱を捧...
寺で力仕事をする下級の僧。また、寺男のこと。能のアイとして「道成寺」や「鞍馬天狗」「西行桜」などに登...
狂言の登場人物のひとり。詐欺師のこと。「素破」「透波」などとも書く。狂言には、すっぱが田舎者を言葉巧...
金銭などを出し惜しむ、けちな人のこと。狂言「盆山(ぼんさん)」に登場する何某は、知り合いの男から盆山...
狂言の登場人物のひとり。山岳で修行して超自然的な力を持つとされる山伏は、狂言が生まれた中世に活躍し人...
狂言の登場人物のひとり。仏道を修行する僧侶は知識階級でもあり帰依尊崇されていた。また、山岳で修行して...
狂言のシテ(主役)に対する相手役・脇役のこと。アドがふたり以上の場合、一のアド、二のアド、三のアド、...
狂言の登場人物のひとり。大名とは多くの土地や家臣を持った有力者のことであるが、狂言に登場する大名の多...
狂言の登場人物のひとり。特定の人物を指すのではなく、頭株(あたまかぶ)の奉公人である太郎冠者の弟分の...
狂言の代表的な登場人物のひとり。特定の人物を指すのではなく、「頭株(あたまかぶ)の奉公人」の意。多く...
祭祀である「式三番(翁)」を勤めるにあたり、演者が精進潔斎のため一定期間の物忌みをすること。式三番を...
能で子どもが扮する役のこと。シテ方から出る。「鞍馬天狗」の牛若丸や「隅田川」の梅若丸などのように、子...
修羅道(しゅらどう)の苦患(くげん)を受ける武士、狂乱した女性、妄執にとらわれた人物など、異常な状態...
演者が舞台上の定位置に座ること。例えば、ワキ座に座ることを「ワキ座に着座する」、または「ワキ座に座着...
能・狂言で舞台の進行を監督する役のこと。正式の後見はシテと同格かそれ以上の演者が勤める。小道具などの...
能の器楽を担当する演者のこと。笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方に分かれている。それぞれ専業で舞台を勤め、...
舞台の右端の地謡座に8人ほどで座し、詞章を合唱して一曲の能を支える演者のこと。シテの演技と密接にかか...
狂言の諸役・後見・地謡を勤めるほか、能のアイ、式三番(翁)の風流・三番叟・面箱持などを勤める演者のこ...
能の中で狂言方が勤める役のこと。漢字では「間」と表記する。能の前半と後半の間に、末社の神・里人・従者...
能のシテ、またはツレにつき従って登場する役で、太刀持ちなど従者の場合に「トモ」と呼ぶ。...
能の脇役のこと。漢字では「脇」と表記し、シテに対峙して演技を引き出す重要な立場を占める。シテは老若男...
能のシテにつき従って登場する役のこと。漢字では「連」と表記する。シテ方の演者が勤める。その役柄は広く...
能と狂言の主役のこと。漢字では「仕手」「為手」と表記し、その一曲を勤める人という意味である。演出家を...