狂言の装束の一つ。鬼の役がかぶる頭巾。頭部を包む部分を、色や模様が派手な金襴などの裂で作り、赤く染め...
馬の手綱をとる右手のこと。転じて右側のこともいう。対義語は弓を持つ左の手のことをいう「弓手」(読みは...
弓を持つ左の手のこと。転じて左側のこともいう。読みは「ゆみて」の音便で「ゆんで」。対義語は馬の手綱を...
平安時代前期の歌人で六歌仙のひとり、絶世の美女としても名高い小野小町を扱った演目のこと。「関寺小町」...
被り物の一種。「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲である「式三番(翁)」の中で、三番三(三番叟...
能の装束の一つ。被り物。能「熊坂」「烏帽子折」に登場する怪盗・熊坂長範に用いる。丸頭巾の一種で、側頭...
狂言の装束の一つ。算置(占師)や無頼者(乱暴者)など一般の人とは異なる役がかぶる頭巾。後ろに垂れた部...
能は200前後の演目が「現行曲」として上演されている。現行曲は能の各流派の家元が江戸幕府に上申した報...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲。「翁」と呼ぶことが多い。おもに正月や慶事に上演され、天下...
装束の一。蓑は、防水、防雪、防寒などの目的で身体を覆う外被のこと。蓑の中でも鳥蓑は猟師の役に用いる腰...
装束の一。蓑は、防水、防雪、防寒などの目的で身体を覆う外被のこと。蓑の中でも羽蓑は猟師の役に用いる腰...
能狂言の小道具のひとつ。斧は刃物の一種で、木を切ったり、割ったりするための道具。能「谷行」では後シテ...
能狂言の小道具のひとつ。柄の長い武器をいう。能では「船弁慶」の後シテ・平知盛の亡霊などが持つ長刀、「...
能狂言の小道具のひとつ。柄の長い武器をいう。能では「船弁慶」の後シテ・平知盛の亡霊などが持つ長刀、「...
装束の一。防水、防雪、防寒などの目的で身体を覆う外被のこと。強靭な植物の繊維で作り、上部は編んで、下...
能狂言に用いる道具。素材は竹で、相応しい種類の竹の美しい部分を選んで用いる。「八島/屋島」前シテの漁...
狂言の小道具のひとつ。修験道の法具として山伏の役が持つことがある。巻貝の一種で、殻の先端の細くなった...
被り物の一種。黒色の冠で、「高砂」など神舞を舞う男神が用いる。古代中国の冠を模した「唐冠」と似た形状...
寺社造営などのために寄進を求める趣意書のこと。能「安宅」の小書の名称。山伏に扮して逃亡する源義経一行...
小道具のひとつ。高さ・径ともに5寸(15センチ)前後の円筒形の木桶で、ヒノキなどの薄板を曲げる曲わっ...
能「鉄輪」に用いる小道具。鉄輪とは、鉄で作る三脚の五徳(鍋などを火の上で支える器具)のことで、平安時...
能「鉄輪」に用いる小道具。鉄輪戴とは、鉄で作る三脚の五徳(鍋などを火の上で支える器具)のことで、平安...
後シテが鬼女である『葵上』『黒塚(安達原)』『道成寺』の三曲の能のこと。いずれも般若面を掛けるが、『...
猟師や漁夫をシテとする能のうち、生業のために殺生の罪を重ね、死後は地獄に落ちて苦しむ様を表す『阿漕』...
戦とともに一生を送り、死後、修羅道に堕ちたとされる武者の姿を描く「修羅物」(二番目物)のうち、内容が...
祈祷棚の作り物。能「鉄輪」のみに用いる。上段の四隅には小さな幣(ぬさ)を立てて結界を張り、夫と後妻の...
被り物の一種。黒色の冠で、「鶴亀」「咸陽宮(かんようきゅう)」「鵜飼(うかい)」「張良(ちょうりょう...
装束の一。仏教の僧が法衣の上から身に着ける布製の衣。能では、高僧、出家した者、仏に帰依する者、刑死に...
装束の一。漁師や猟師、製塩のために海水を汲む汐汲みなど、賎しい生業に携わる役に用いる。通常のものは苧...
被り物の一種。神や帝王、貴族など高貴な男性の役に用いる。冠の後ろの細長い「纓(えい)」は役柄によって...
謡本の一。桃山~江戸時代はじめの慶長期に刊行された、古活字による観世流の謡本。光悦流の書体で書かれる...
登場人物が多く、華やかな舞台面が楽しめる演目のこと。能の登場人物で人数が少ないものはシテとワキの2名...
あらゆることで重なることを嫌う。その重なることを指して「ツク」という。何かの事由でツいてしまう場合は...
大勢の武士が戦闘の場面で見せる斬り合いのこと。「正尊」「烏帽子折」などにある。斬られた者は、安座また...
鎌倉初期の武人、曽我十郎祐成・五郎時致の兄弟が、父の仇である工藤祐経を討ったできごとを主題とした能の...
能の上演台本、脚本の古称。能本も謡本も詞章を記す点は共通するが、「謡本」は謡を学ぶための稽古本的な性...
小道具のひとつ。反りのある刀身を、長い柄の先につけた武具。柄の長さは5尺(150センチ)程度、むき出...
被り物の一種。白拍子、特に「船弁慶(ふなべんけい)」の前シテ・静御前に用いる烏帽子。烏帽子の頂を折ら...
狂言の登場人物のひとつ。裕福で幸せ者の意。めでたさに溢れる脇狂言のシテとして登場することが多い。通常...
狂言の演目の分類のひとつ。江戸時代の正式な上演形式「五番立」において、神事・祈祷曲「翁」に続いて脇能...
公演の演目の組み合わせ(上演順)、またはそれを記した小冊子のこと。演目を選ぶにあたっては、内容はもち...
正式な上演形式である「五番立」で、祝言性の高い脇能の次に演じるべきとされた狂言のこと。めでたさを強調...
能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...
能「道成寺」で鐘の作り物を舞台に持ち出し、竹棹で天井の滑車に綱を通して鐘を吊り上げ、終曲に際しては鐘...
古くからの能・狂言の家に代々受け継がれている書物。謡や型付を記した謡本や能本に留まらず、芸の秘伝や奥...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲「式三番(翁)」のこと。能の成立以前から寺社で行われていた...
上演が稀な曲のこと。能・狂言はそれぞれ二百数十番の現行曲があるが、年に何回も上演される人気曲から、数...
赤地の袷狩衣を着たワキツレのこと。「高砂」「賀茂」などの脇能に多く登場し、紺または紫地の袷狩衣を着た...
能の「次第」が変則的に三度謡われること。通常の「次第」は、登場した演者が七五調三句の「次第」を謡い、...
能が持つ伝統的な技法(謡、舞、囃子)や構造を用いるが、言語は英語で上演するもの。古典の能を英語化した...
能「石橋」の小書のひとつ。曲の後半で通常は一体の獅子が登場するところ、この小書がつくと白頭の親獅子、...
「現行曲」に対する用語で、現在は上演されなくなった曲のこと。能の各流儀には約200前後の現行曲がある...
老女をシテとして描いた、「関寺小町」「檜垣」「姨捨」「鸚鵡小町」「卒都婆小町」の五曲のこと。老女物は...
能の分類名のひとつ。人間が祈ったり、経典を唱えたりすることによって、神仏の不思議なしるしが現れること...
世阿弥から、娘婿で金春大夫の禅竹に相伝された伝書のひとつ。室町時代の応永35(1428)年3月、世阿...
世阿弥の能楽論は、最高の芸位に達した演者の自在な境地を「闌(た)けたる位」とするが、その位をもって謡...
世阿弥の能楽論は、最高の芸位に達した演者の自在な境地を「闌(た)けたる位」とするが、その位をもって謡...
世阿弥の能楽論は、最高の芸位に達した演者の自在な境地を「闌(た)けたる位」とするが、その位をもって謡...
能の囃子事(一曲の中で、囃子が主となる部分)のひとつ。能「石橋」の後場の冒頭、獅子の登場に際して小鼓...
特定の役に用いる能面のこと。能面には、若い女役一般に用いる「小面」のように役を限定しない使用範囲の広...
能「八島(屋島)」の小書(通常とは異なる特別な演出)のひとつ。源平の屋島の戦の時、源義経が自身の弱い...
「平家物語」を琵琶の伴奏で語る語り物を、平曲または平家(平家琵琶)というが、この声節を模した狂言の謡...
狂言の演目の分類のひとつ。年貢を納めるために上京する百姓をシテとする狂言。年貢を無事に納めたことをめ...
江戸時代、能・狂言は幕府の式楽とされ、各流派は幕府や藩主に「書上げ(かきあげ)」と称する上申書を提出...
能の詞章に節の譜を併記したものを「謡本」というが、謡本を出版する際、上演されることの多い曲と、馴染み...
能の詞章に節の譜を併記したものを「謡本」というが、謡本を出版する際、上演されることの多い曲と、馴染み...
能・狂言では明治時代以降に創作された曲を「新作(新作能・新作狂言)」と呼び、通常演じられる古典曲(現...
能の曲目の分類のひとつ。四番目物(雑能物)に含まれる。恋の執心など理由は様々だが、この世に強い思いを...
能の分類名のひとつ。現実の世界で起きる事件や出来事を題材として描かれる能を「現在能」と呼ぶが、このう...
軍勢や家臣、従者など、同趣の人物が複数連れ立って登場する役を「立衆(たちしゅう)」と呼ぶが、この立衆...
能「安宅」にある「勧進帳」、「正尊」の「起請文」、「木曾」の「願書」とそれぞれ称する部分を読物といい...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲である「翁」(「式三番」)の特殊演式のこと。狂言方が担当す...
能の分類名のひとつ。現実の世界で起きる事件や出来事を題材として描かれる能のこと。「現在能」に対して、...
能の分類名のひとつ。一曲全体が、ワキの見た夢、または幻という構成で描かれる能のこと。シテ(主役)が、...
一日の演能の最後に演じられる祝意を込めた能のこと。「祝言能」ともいい、正式な上演形式である「翁付五番...
能・狂言では登場人物が面や装束などを変えるため、一旦、幕・または作り物の中に入ることがしばしばある。...
能・狂言では登場人物が面や装束などを変えるため、一旦、幕・または作り物の中に入ることがしばしばある。...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神(しん)・男(なん)・女(に...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神(しん)・男(なん)・女(に...
脇能の中の脇能というべき祝言性溢れた曲のこと。「高砂」「弓八幡」「老松」などがある。いずれも神が主人...
能の演目の五分類「神男女狂鬼」のうち、2番目に位置する「男」、即ち「修羅物」(二番目物)には、勝ち戦...
能の演目の五分類「神男女狂鬼」のうち、2番目に位置する「男」、即ち「修羅物」(二番目物)には、勝ち戦...
数日間に渡って続く能の催しのこと。「式三番(翁)」には「初日之式・二日之式・三日之式・四日之式」など...
能の演目の中で、典雅で気品ある女性がシテとなる鬘物の中でも、高位の女性がシテである三曲をいう。「大原...
能は数ある演目の中でも、老女を描いた曲を最奥の秘曲として大切に扱っている。老女がシテである「関寺小町...
「習・習物」に対する語で、普通の曲・演じ方のこと。平物の曲でも小書(特殊演出)がつくと習物となる。...
「一セイ(一声)」とは、シテが登場した直後などに謡われる短い謡のこと。拍子に合わせず、悠々と謡われる...
能楽師にとって節目となる習(ならい)の曲、または習の役を初めて演じること。習とは、特別に伝授を受けな...
江戸時代に能が幕府の式楽としても演じられるようになると、正式な上演形式は一日五番と定められた。その上...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神・男・女・狂・鬼」の五種類に...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神・男・女・狂・鬼」の五種類に...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神・男・女・狂・鬼」の五種類に...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神・男・女・狂・鬼」の五種類に...
江戸時代の正式な上演形式である「五番立」に従って、能の演目を内容別に「神・男・女・狂・鬼」の五種類に...
「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲。正式には「式三番(しきさんばん)」という。おもに正月や慶...