天女が頭に戴く天冠や男神の役などに用いる輪冠などの冠を、演者の頭部に固定する紐のこと。紐の片方が二股...
能の型の一種。流派により動きがやや異なるが、一旦右に向き数足出ながら左手を大きく前に出して身体の前方...
能は200前後の演目が「現行曲」として上演されている。現行曲は能の各流派の家元が江戸幕府に上申した報...
能の小段落「クセ」の中程にある短い役謡(やくうたい)のこと。上音(じょうおん)で謡う。また、この役謡...
能の小段落「クセ」の中程にある短い役謡(やくうたい)のこと。上音(じょうおん)で謡う。また、この役謡...
能狂言の型のひとつ。今向いている方向や対象から、別な方向に向きを変えること。能は複雑な内面を単純な動...
能狂言の型のひとつ。今向いている方向から、ある対象や方向に身体の向きを変えること。能は複雑な内面を単...
能狂言の型のひとつ。今向いている方向から、ある方向に身体の向きを変えること。流派や個人によって解釈が...
能狂言の型のひとつ。ある方向に向けていた身体を元に戻すこと。単純に戻すのではなく、元の場所に戻し納め...
能・狂言の型のひとつ。扇や手で前方を指す「サシ」をしながら数足前に出る型。具体的に対象を指し示す場合...
能・狂言の型のひとつ。扇や手で前方を指す「サシ」をしながら数足前に出る型。具体的に対象を指し示す場合...
能・狂言の型のひとつ。左右どちらかの足を立て膝にし、反対の足の甲を床につけて座ること。流派・役柄によ...
広袖の装束の袖口下に垂れる紐のこと。狩衣の袖口には袖括りの紐があるが、紐の両端を袖口の下で結んだ余り...
能狂言の型のひとつ。対象を尊んで崇める時や弔う時に行うもので、両肘を軽く張るようにして両腕を胸の前に...
能狂言の型のひとつ。仕舞などで舞い留める型のこと。「シトメ(仕留)」「トメ(留)」「納メ」など、流派...
能狂言の型のひとつ。仕舞などで舞い留める型のこと。「シトメ(仕留)」「トメ(留)」「納メ」など、流派...
能狂言の型のひとつ。仕舞などで舞い留める型のこと。「シトメ(仕留)」「トメ(留)」「納メ」など、流派...
能狂言の型のひとつ。対象となるものの方向に向くこと。右側に向くことを「右ウケ」、逆を「左ウケ」という...
能・狂言の型のひとつ。約1回転半、左回りすること。回リ返シの後には正面をサシ、続いて右回りを1回転し...
能・狂言の型のひとつ。扇や手で前方を指す型で頻繁に用いられる。具体的に何かを指し示す場合と、特に対象...
梨子打烏帽子、静烏帽子、大名烏帽子(洞烏帽子)などの立烏帽子を、演者の頭部に固定するために使う組紐の...
能狂言では多くの杖が用いられる。演出のためのもので、演者の体を支えるものではない。主に竹を素材とする...
被り物の一種。神や帝王、貴族など高貴な男性の役に用いる。冠の後ろの細長い「纓(えい)」は役柄によって...
能管(能の笛)を納める筒型の容器。舞台では演者の右腰に差す。木型に和紙や布を張り重ねて成型した後、外...
大勢の武士が戦闘の場面で見せる斬り合いのこと。「正尊」「烏帽子折」などにある。斬られた者は、安座また...
能で用いる面のこと。「式三番(翁)」に用いる翁面、老人の表情を表す尉面、公達や武将などの男面、女面、...
能・狂言の型のひとつ。開いた扇の要を右手でつまむように持ち、身体の右側から大きく回すようにして身体の...
小道具のひとつ。反りのある刀身を、長い柄の先につけた武具。柄の長さは5尺(150センチ)程度、むき出...
女役が装束の一番下に着る小袖に摺箔がある。摺箔は型紙を用いて布に糊を置き、その上に金銀箔を貼って模様...
唐織など小袖型の表着を着る際に、腰の部分で締めるための紐。絹の組紐で、太さ1センチほど、長さ3メート...
謡・囃子・所作からなる能の演技のうち、謡が主となる部分のこと。謡のリズム型は拍子に合って謡う「拍子合...
古くからの能・狂言の家に代々受け継がれている書物。謡や型付を記した謡本や能本に留まらず、芸の秘伝や奥...
広袖の装束の袖下に付けた紐の、床に着くほどに垂らした部分のこと。狩衣の袖口には長い紐(露紐)が通され...
小道具のひとつ。鬼や龍神の役が持つ細めの杖。長さは60センチ程で、先端がT字型になっており、全体に錦...
狂言の装束のひとつ。太郎冠者や百姓、商人など一般庶民の役に用いる麻地の半袴。袴全体に丸紋が散らしてあ...
謡のリズムの法則のこと。拍子に合う「拍子合」の謡に適用される。リズムの型式には、平ノリ、中ノリ、大ノ...
謡の音階の名称。基準音階である中音と上音の間、上音とその上のクリ音との間などにある。ウキ音に音の高さ...
練習のこと。能・狂言の演者は多くのレパートリーを持つ必要があるため、日々様々な稽古を積む。日常の稽古...
謡や囃子で拍子に合う部分のリズムは八拍を一単位とするのが基本(六拍・四拍・二拍の変型もある)で、これ...
「現行曲」に対する用語で、現在は上演されなくなった曲のこと。能の各流儀には約200前後の現行曲がある...
能の舞は八拍がひとつの小節(一クサリ)で、「中之舞」「神舞」「早舞」「序之舞」などの基本の楽節である...
能「八島(屋島)」の小書(通常とは異なる特別な演出)のひとつ。源平の屋島の戦の時、源義経が自身の弱い...
装束(衣装)を演者に着せること。一般に着物を着る意味に用いられる「着付」は、能・狂言では装束の一番下...
上半身が着付(装束の一番下に着る袖口が小さい小袖型の着物)だけで、法被や狩衣、長絹などの表着を着ない...
上半身が着付(装束の一番下に着る袖口が小さい小袖型の着物)だけで、法被や狩衣、長絹などの表着を着ない...
能楽が650年余りの歴史を重ねて今なお演じ続けられる中、現代の実状を記録する目的で設立された施設。武...
平安時代中期にはじまり、鎌倉時代に盛んになった寺社芸能のこと。興福寺や延暦寺など大きな寺院の大法会の...
謡や型で「解放」という意味を持つ用語。具体的には、型では、腕を身体の横に開きながら、数足さがり、開い...
謡や型で「解放」という意味を持つ用語。具体的には、型では、腕を身体の横に開きながら、数足さがり、開い...
1551(天文20)~1616(元和2)年。戦国時代末期から江戸時代初期の本願寺の坊官で、素人の能役...
謡や囃子、型など、様々な場面で重視される「間」のこと。音として外には出ない事が多く、演者の内側で「ツ...
謡や囃子、型など、様々な場面で重視される「間」のこと。音として外には出ない事が多く、演者の内側で「ツ...
能の小書のひとつ。通常の演出では男の姿であるシテを、女の姿にして演じるやり方のこと。「殺生石」「竹生...
演者が左足・右足(右足・左足のこともある)と、二足しっかり前に出ること。三足出ることもある。能・狂言...
能・狂言で複数の演出がある場合に、通常とは異なるやり方を指す用語。番組の曲名の左脇に付記される「小書...
能・狂言の舞台衣装のこと。装束の一番下に用いる着付(小袖型のもの)、着付の上に着る上着(小袖型の唐織...
能・狂言で、曲ごとに定められた演じる型(動き)のこと。また、それを曲ごとに記した書物。流儀・流派ごと...
能の謡事(一曲の中で謡が主となる部分)の「次第」に続けて地謡が謡う謡。3句を定型とする次第の、第2句...
地謡の統率者・責任者のこと。能には指揮者がおらず、謡も絶対音高が決まっていない。そのため地頭は、謡の...
狂言で、明るく浮かれるように独特のリズムで謡い舞われるもの。小鼓・大鼓・太鼓の伴奏が入ることが多いが...
能・狂言の型のひとつ。左右どちらかの足を立て膝にし、反対の足の甲を床につけて座ること。流派・役柄によ...
能・狂言の型のひとつ。身体を回転させながら飛び上がった後、片膝をついて舞台に着地する型。身体のキレが...
能・狂言の型のひとつ。扇を持った右手を身体の右側に出し、大きく回すようにして身体の前に持ってくる。続...
舞の種類のひとつ。能「石橋」の後場で、深山幽谷に住む霊獣・獅子が奮迅の勢をもって舞う舞。扇を持って舞...
能の舞事のひとつ。能「鷺」で勅諚に従って帝の前に舞い降りた鷺が舞う舞。笛・小鼓・大鼓・太鼓の楽器編成...
能の働事(一定の意味がある所作に囃子がつくもの)のひとつ。演者が静かに舞台上を動きまわるうちに役の感...
能・狂言の型のひとつ。右手に持った扇をいったん右方によけた後、身体の前を掬い上げるようにして胸に引き...
能・狂言の型のひとつ。手を胸の前に出し、指を折って数を数える型。能「通小町」の後半、深草少将の怨霊が...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の片方の親骨(両端の最も太い骨)を、地紙の部分で左手に持ち、扇を右肩に...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とで挟んで持ち、右腕を伸ば...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とで挟んで持ち、胸の前で両...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とでつまむようにして持ち、...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とでつまむようにして持ち、...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とでつまむようにして持ち、...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とでつまむようにして持ち、...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の要の部分を、開いた右手の親指と他の4本の指とでつまむようにして持ち、...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇の地紙の端を左手に持って扇全体を左腕の内側に抱え込み、顔の左側を隠すよ...
能・狂言の型のひとつ。両肘を強く張り、握った両手を合わせて額の前あたりに高めに出すこと。一種の拝礼、...
能・狂言の型のひとつ。膝頭を床について前に出たり後ろにさがったりすること。小書の名称にもなっており、...
能・狂言の型のひとつ。足を組み、胡坐(あぐら)をかいて座ること。斬組ミ(きりくみ)で斬られたときや鬼...
能・狂言の型のひとつ。足で舞台の床を踏むこと。いくつ踏むかによって、「一ツ拍子」「二ツ拍子」「四ツ拍...
能・狂言の型のひとつ。本舞台に向かって左手前の角、目付柱の近くを「角(すみ)」というが、演者がこの角...
能・狂言の型のひとつ。扇を右手に持ち、斜め左方向に向きを変え、左手を先立てて前に出、続いて斜め右方向...
能・狂言の型のひとつ。広げた扇を右手に持ち、胸の前から右斜め上の空間で大きく2回上下させること。喜び...
能のシテ方の流派のひとつ。流祖は室町時代の坂戸孫太郎氏勝(1280~1384年)と伝える。鎌倉時代か...
能のシテ方の流派のひとつ。大和猿楽四座のうち最も歴史が古く、飛鳥時代の秦河勝を初世と伝えるが、南北朝...
装束の着方のひとつ。丸型をした衿を盤領(あげくび/まるえり)といい、狩衣などの装束にみられるが、この...
狂言の登場人物のひとり。大名とは多くの土地や家臣を持った有力者のことであるが、狂言に登場する大名の多...
狂言の囃子事。一曲の末尾で、軽妙な調子で奏される笛にあわせてシテが左右・正面と跳ぶ型をし、「イーヤー...
両腕を一旦開いた後、両手を胸の前あたりで合わせる型。驚きや気付き、決意などを表現する。...
繻子地や綸子地に「刺繍(縫)」と「摺箔(箔)」で模様をあらわした小袖。「摺箔」とは型を用いて糊を生地...
能は「歩行の芸術」といわれるほど足の「ハコビ」が大切であり、「ハコビ」を支えるもののひとつが「足袋」...
装束の一番下に用いる小袖(袖口が小さい着物)のこと。装束を着る際、演者は木綿の肌着の上に綿入れの胴着...
女役が装束の一番下に用いる小袖。摺箔とは、型紙を用いて布に糊を置き、その上に金銀箔をのせて模様を表す...
能の一曲は、いくつもの小段が連なって構成されている。「ロンギ」はその小段の名称のひとつ。役(多くはシ...
「上ゲ哥」とも。能の一曲は、いくつもの小段が連なって構成されている。「上歌」はその小段の名称、または...